株価30年ぶりに高値

29日の東京株式市場で、日経平均株価が1990年以来30年ぶりの高値をつけました。新型コロナウイルスの感染拡大で景気不安がくすぶるなかでも、前日に米下院が可決した財政出動への期待が勝った形です。マネーはデジタル化や脱炭素など新たな変化の勝ち組を選別しようと動いています。ただ、業績期待が先行して株価と足元の利益が乖離する企業が目立ち、株価急騰には危うさをはらんでいます。実態経済を反映した株価上昇ではないだけに警戒が必要です。