食材を国産に切り替え

世界的な原料高や供給網の混乱を受け、小売・外食や食品メーカーで食材の調達や加工を国内に切り替える動きが相次いでいます。例えば、シャトレーゼは菓子に使うバターなどで国産品への切り替えを進め、セブンイレブン・ジャパンも弁当などの鶏肉の一部をタイ産から国産に替えています。為替の円安で輸入品の調達コストが高騰していることも要因の一つです。一方、国内の農業従事者はこの5年で約2割減少し、高齢化も進んでいます。国内で食材を安定調達できる体制づくりも課題となっています。