「マクロ経済スライド」年金減額

2022年度の年金支給が15日に始まり、支給額は前年度に比較して0.4%減少しました。物価高が進むのに年金額が減るのは、物価と賃金が下落していた昨年までの実績で支給額が決まったためです。年金の伸びは物価や賃金より低く抑える「マクロ経済スライド(公的年金の給付額を抑制する仕組み)」があり、物価高が続けば高齢者の実質の手取りは来年も減ります。これは来る参院選でも争点の一つになりそうです。