中国が穀物自給へと転換

世界最大の穀物輸入国の中国の農業政策の変化が市場を揺さぶっています。輸入に頼る大豆やトウモロコシの自給率の向上を目指しています。食料高や米中対立の深刻化により、中国政府は食料安全保障を重視しています。この中国の輸入抑制は穀物の高値を抑える一方、海外生産者の耕作意欲を低下させることにもつながり、供給能力が低下すれば、不作時に相場の乱高下を招くリスクが発生する可能性も指摘されています。