横綱白鵬が元大関魁皇に並ぶ歴代最多の１０４７勝を達成しました。白鵬の偉大なところは１３９場所をかけた魁皇に対し、白鵬はわずか９７場所というスピードの速さです。勝利が義務付けられる横綱として驚異的なペースで白星を積み上げてきました。この戦歴の根底にあるのは、大きな故障がないのと、怪我をしない体づくりにあるといわれています。白鵬が何よりも重要視しているのが、四股、テッポウ、すり足という伝統的な稽古です。このことが力士として理想的な柔軟な肉体をつくり上げたのです。筋力トレーニングを重視した上半身中心の稽古のあり方に一石を投じることになると思います。白鵬は「基本に忠実」の意味を改めて教えてくれました。次の目標は歴代最多の１０４８勝です。