自動船舶

遠隔で操作したり自動で運転したりする「自動船舶」の実用化へ政府が動き出します。今夏から海運会社と協力して実証実験を始め、2022年度にも船員が直接操作せずに運航できるよう関連法を改正します。一方、自動運航の技術面のハードルは高い状況にあります。例えば、船は車のようにすぐに方向を変えたり、止まったりできず、広い海でも危険は多く、潮流や風など気象条件の影響を受け、緻密な航路を取るのも難しいのです。とは言うものの、自動車に続き、国際物流の主役である船舶にも自動化の波が広がってきました。