アパレル業界の苦戦と展望

日本百貨店協会は、衣料品の売上高が5ヶ月連続で前年割れになったと発表しました。市場が縮小するなかで暖冬が追いうちをかけているようです。勝ち組みだったユニクロも苦戦が目立ちます。アパレル業界全体に苦境が深まるなか、商品開発やマーケティングで顧客データを有効活用するなど新たな需要喚起策が求められます。例えば、個人のサイズなど採寸データを生かしながらネットを通じてその人に合う商品を提供するという「個客」対応を強化します。画一的な商品を大量に生産・販売するだけの競争は終焉しました。好みの多様化に合わせて事業を変革する必要に迫られているのです。