中小企業の「経営者保証」見直しへ

中小企業が持つ借金の返済を経営者が個人で背負う「個人保証」を見直す動きが出ています。後継者が借金への不安を持ち、事業を引き継ぐのをためらう要因になるためです。マイナス金利の余波で利ざやが縮小する銀行も、保証を最低限にして適正な金利をとる融資モデルに転換する必要があります。安易な個人保証から離れ、成長が見込まれる中小企業をきちんと育成しなければ地方経済の再生は期待できません。