食品業界で商品種類を削減

食品業界で商品数を減らす動きが広がっています。菓子業界はガムなどの種類が5年間で2割減ったほか、清涼飲料や牛乳も商品数を減らし始めました。人件費や物流費の高騰で収益が圧迫されており、主力品に投資を集中し販売効率を高める狙いです。ただ、消費者の好みが多様化しているなかで、商品数を減らせば選択肢を狭めて逆に顧客離れを招く恐れもあります。利益率の改善は重要ですが、次の成長に向けて新たな付加価値の高い提案が求められます。