米中貿易戦争で輸出2兆円減

米国と中国が相互に輸入品へ重い関税をかけ合う貿易戦争に突入してから6日で1年になります。第1~第3弾にわたった追加関税発動から今年4月までの制裁対象品の相手国への輸出額を集計したところ、米中とも適用前よりも2兆円前後減ったことがわかりました。米中の関税の応酬は双方に打撃となるだけでなく、サプライチェーン(供給網)の亀裂などを通じて世界経済を揺さぶっています。当初は様子見だった企業も、米中対立の長期化を見越して供給網の再編に動き出しているようです。