コンビニATMにも陰り

便利さを武器とするコンビニATMの拡大路線が転機を迎えています。収益環境の厳しい地方銀行を中心にコンビニ銀行に支払う手数料負担を減らそうとコンビニATM手数料を上げ、自前のATMに利用者を誘導する動きが広がっている背景があります。長引く低金利やキャッシュレス決済の拡大が遠心力となり、身近な金融インフラにも変化がひしひしと迫ってきています。