金融緩和策維持

日銀は19日、金融政策決定会合を開き、現行の大規模な金融緩和策を維持することを決めました。その背景としては、米中対立の緩和や英国のEU離脱など海外リスクがやや低下し、明るい兆候が見えてきたものの、一方で海外経済のリスクはまだ高いということで、引き続き緩和方向を意識した政策運営を行っていくことが適当だとの判断からのようです。いずれにしても、金融緩和の効果を感じている企業は少なく、多くの企業が実感はないとしています。今後は低金利環境が長く続くことの副作用にも十分留意しなければいけないと思います。