訪日客、中国に依存高

訪日客における中国の存在感が高まっています。2019年の中国客数は959万人と全体の3割を占め、消費に占めるシェアは4割近くになりました。消費意欲の高い中国人の伸びは日本経済への恩恵も大きいのですが、中身は若い女性を中心とした買い物に偏っています。日本の良さを体験してもらう「コト消費」が伸びなければ、東京五輪後の持続力に不安が出そうです。「祭りの後」にならないよう知恵と工夫が求められます。