スマホ決済で主要4社が消耗戦に

スマートフォン決済が一段と体力勝負になっています。ネット企業4社、NTTドコモ(d払い)、ソフトバンク(ペイペイ)、KDD(auペイ)、楽天(楽天ペイ)の2019年のスマホ決済関連の赤字額1100億円を超え、前年に比べて倍増しました。ユーザーへの還元合戦に加えて、加盟店開拓を優先して手数料率を低く抑えているためです。消耗戦が続く中、資本力のあるNTTドコモなど携帯大手のサービスを中心に連携の動きが加速しています。今後は通信4陣営を軸に再編や淘汰が進むとの見方が多いと思われます。