年金改革は「自助」

政府が3日閣議決定した年金改革法案では、高齢者が働く期間を延ばして年金の受給開始を75歳まで遅らせることなどが可能になります。「自助」に力点を置く内容ですが、抜本改革には手をつけず、老後の生活を高齢者自身に委ねる部分が増えたといえます。問題・課題の先送り以外なにものでもありません。