対中工業品に関税86%撤廃

日本など15ヵ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)で、日本から中国に輸出する工業品の関税撤廃率が86%にのぼる見込みとなりました。日中間には自由貿易協定(FTA)がなく、RCEP発効で撤廃率を現在の8%から段階的に引き上げます。自動車部品など輸出企業にメリットが出ることになります。中国は米国との対立が続いており、アジアでの孤立を回避し、貿易促進で譲歩したかっこうです。静岡県の中小製造業などにも好影響が出ることを期待します。