損保大手4社火災保険が2000億円赤字

損害保険大手4社の2021年3月期の火災保険の損益は2000億円を超える赤字となる見通しです。台風の日本への上陸が12年ぶりになく、災害の被害が比較的少なかったにもかかわらず、保険金の支払いに備える再保険料の上昇や工場の老朽化が響いたようです。災害が少なくても赤字となる構造問題が鮮明になり、主力商品の収益性の改善が急務となっています。一般企業にとっても、部門別・製品別の収益管理の徹底が不可欠です。