上場地銀の半数が減益・赤字に

上場する地方銀行78行・グループの2020年4~12月期決算が12日に出そろいました。半数強の40行で連結最終損益が減益・赤字でした。新型コロナウイルス禍でも政府の資金繰り支援で企業の倒産が抑えられており、与信費用(貸し倒れに備えた引当金の計上や不良債権処理など)は1割程度に留まりました。しかし、コロナの影響が長引けば、融資先の業績が一段と悪化して不良債権として跳ね返ってくるリスクが懸念されます。懸念を払拭する手段としての、ワクチン接種とその効果に大きな期待がかかっています。