買い物時短で定番品が優位に

スーパーに並ぶ商品の種類が減少しています。日経POS(販売時点情報管理)のデータによりますと、2020年に食品・日用品の7割の品目で商品数が減少しました。これは新型コロナウイルス感染を警戒して事前に購入を決めたものを短時間で買って帰る傾向が広がり、定番商品が強さを発揮し、小売店やメーカーは品ぞろえを絞った結果です。このことを踏まえると、強い看板商品の少ないメーカーが苦戦を強いられるなど、業界地図に異変が起きる可能性があります。コロナ禍による消費者ニーズ・行動の把握が不可欠です。