楽天と郵政が資本提携

楽天は12日、第三者割当増資で日本郵政などから2423億円を調達することを発表しました。調達した資金は主に国内の携帯電話事業に投入し、基地局整備などに使用します。巨額の先行投資で赤字経営が続く楽天は自前主義を転換し、グローバルに資本提携を広げる戦略に軸足を移すことになります。この背景には、楽天の財務の厳しさと、日本郵政の、楽天から年間3兆円規模の物販ECの宅配物の優先権取得など利害が一致したことです。ネットと実店舗を相互に補完する提携(仕組み)が加速しそうです。