2021年経済成長率上方修正

国際通貨基金は6日改定した世界経済見通しで2021年の成長率見通しを6.0%とし、前回1月の予測から0.5ポイント引き上げました。一時的な景気過熱を指摘する声も出るなか、世界は急回復する景気の勢いを御しながら、成長の持続力を高める政策へ軸足を移す難しい局面に入りました。景気の過熱を制御できなければ、インフレ、金利上昇へ、また株式市場のバブル懸念、世界的な半導体不足による自動車業界の減産、米中の対立など、不確定要素が多く景気過熱に警戒感は高まります。