鉄道大手21社が赤字(1.5兆円)

JRや私鉄など主要鉄道大手21社の2021年3月期の連結決算が14日に出揃いました。全社が最終赤字となり合計赤字額は1兆5000億円を超えました。新型コロナウイルス感染を防ぐための移動自粛で鉄道収入が急減したことが大きく影響しています。22年3月期はコスト削減などを進め多くが黒字転換を見込むものの、足元では緊急事態宣言が延長され取り巻く環境は厳しい状況です。ユーザーにとっての心配は、コロナ収束後に旅客数や収入が戻らず、収支改善のために運賃の値上げが実施されることです。