「ウッドショック」の影響

世界的な品不足を受けた木材価格の高騰「ウッドショック」が国内の住宅業界で続いています。大和ハウス工業や積水ハウスなどは木造住宅の値上げに踏み切りました。木材不足から2021年4~9月の戸建て着工数は数万個減少する可能性もあります。震源地の米国の木材相場は落ち着きつつありますが、なお高水準のままです。値上げや着工遅れで住宅市場が冷え込めば、消費の足かせとなります。コロナ禍で停滞する消費の回復がさらに遅れることが懸念されます。