「売れる農業」への転換

基幹産業として地域を支えてきた農業の競争力に大きな差が生じています。過去5年間で全国1741市区町村のうち6割の974が産出額を伸ばした一方、4割は減少しています。躍進が目立つ九州勢の取組みを探ると、地域ブランドを活用した❛売れる農業❜の実像が見えてきます。宮崎県日向市の高級マンゴー「太陽のタマゴ」、宮崎県都城市の「宮崎牛」、鹿児島県鹿児島市の「かごしま黒豚」などです。稲作からの転換が奏功しています。実にシンプルで当たり前のように感じるかもしれませんが、『作ったものを売る』➡『売れるものを作る』という発想の転換、ブランド確立戦略が不可欠だと思います。