看護・介護・保育の賃上げ

政府は9日、看護師や介護士、保育士の賃上げに向けた検討を始めました。低賃金や過酷な労働環境などから深刻な人手不足が続いています。財源が限定されるなか、持続的な賃上げには課題が多く、生産性向上による自律的な仕組み(サービスの質や需要の量に応じて、働く人の処遇も事業者側が柔軟に設定できる規制改革、企業が国からの補助金や収益を確実に職員の処遇改善に充てる仕組みづくり)が求められています。加速度的に少子高齢化が進展している我が国にとって、早期実現を大いに期待します。