「食品廃棄ゼロ」へ

食品小売各社が食材の100%活用にシフトしています。生鮮宅配のオイシックス・ラ・大地は、契約農家が出荷できない不ぞろい野菜を商品化し、供給網を含めた廃棄ゼロを目指します。農林水産省によりますと日本の食品産業が出す廃棄物の量は、主要国では中国や米国に次ぐ規模です。ESG(環境・社会・企業統治)対応に向ける投資家や消費者の目は厳しさを増しており、小売各社は食品廃棄物への対応を急いでいます。食材を余すところなく使い切ることが循環型社会への貢献です。