南太平洋のトンガ沖で起きた大規模噴火は、改めて火山のエネルギーとリスクの大きさを見せつけられました。日本では2015年施行の改正活火山法で、主要な火山周辺にあるホテルなどで被害がおよぶ恐れのある施設を避難対象に指定することが義務付けられましたが、今も6割強の自治体が未指定のままです。日本には世界の7%に当たる111もの活火山が集中しています。噴火はいつ起きるかわからず対応が急務となっています。因みに火山は休止しているように見えても急に活動を再開するケースもあり、かつて使われた「休火山」「死火山」といった表現は今は使われていません。富士山とていつか噴火する可能性もあります。