国際商品が最高値圏内に

ロシアのウクライナ侵攻により国際商品の主要品目の4割が過去最高値圏に入りました。消費者物価上昇率は高まり、市場の長期予想も過去最高に達しています。米欧は金融緩和の修正を急ぎますが、急ピッチの引き締めは回復基調の世界経済を冷やすリスクを孕みます。日本でも物価上昇を抑制するには利上げや量的緩和縮小が避けられないかもしれません。対ロシアでの結束を保持するためには代替資源の確保などを含め米欧日が協調して適切な経済運営を進めていくことが必要になります。