円安の影響

米利上げやロシアによるウクライナ侵攻により、急速に進む為替の円安が輸出企業の業績にフォローの風となります。6年ぶりの円安水準となった足元の1ドル=120円が続いた場合、主要輸出企業20社の2022年度の営業利益は21年度の会社予想から約9100億円上振れします。一方、内需系企業は輸入採算の悪化につながり、原油高騰など材料高も収益を圧迫します。円安の恩恵は従来より限定的になる可能性があります。