企業債務76兆円の過剰

日本企業(特に飲食・宿泊業など)の債務が膨らんでいます。収益規模に照らして過剰とみられる額は2021年末時点で76兆円に達します。今後焦点となる経済対策においても、単なる中小企業の延命策を繰り返せば課題の抜本的な解決にはなりません。地域金融機関の支援による中小企業の経営改善に注力するとともに、経営者の負担を抑えた形での廃業や私的整理の促進などが重要な政策テーマとなりそうです。