私大の1/4が慢性赤字

私立大学の経営改革が行き詰っています。全国600校以上ある私大の運営法人の4分の1が慢性的な経営赤字に陥っていることが明らかになりました。大学数が増加するなかで少子化が急進し、赤字校の7割は学生を計画どおりに獲得できていません。日本の18歳人口は今後も10年以上のペースで減少する見通しです。デジタル化など時代の変化に対応する教育の実現には大学の安定した財務と適切な投資が不可欠で、再編も視野に入れた対策が急務です。また、収支バランスの健全化は各大学の対応だけでは追いつかない公算が大きく、官学が連携して高等教育の枠組みを再構築していくことが必要になります。母校は大丈夫でしょうか?