水素特許出願数3割減

脱炭素につながる水素技術で、日本の優位性が低下しつつあります。世界の関連特許の競争力を調査した結果、日本は車の燃料電池など「利用」の技術で先行し、総合力も首位でした。しかしながら、直近10年間の出願件数は以前より3割減少し、国策で出願を増やす中国が米韓独を抜き去り2位で猛追しています。日本が水素サプライチェーン(供給網)を主導していくためには、低コストでの実用化、普及の枠組みづくりが重要な課題となります。