最低賃金961円に

中央最低賃金審議会の小委員会は1日、2022年度の最低賃金の目安を全国平均で時給961円にすることを決めました。前年度比の上げ幅は31円と過去最大で、伸び率は3.3%になりました。足元で進む物価上昇などを反映し大きな伸び率となります。一方、企業は賃上げに必要な利益を上げるために、生産性の向上を迫られることになります。例えば、物価高に対応する賃上げを進めるためには、デジタル技術活用などで製品やサービスの付加価値を上げ、生産性を改善し収益力を高める必要があります。最低賃金1000円時代が見えてきました。