上場地銀の4割が減益

世界的な市場変動は地銀の損益に大きなダメージを与えています。上場地銀76行・グループの2022年4~6月期の決算は純利益が前年同期比で減少したところが約4割ありました。含み益のある株式を売却し、不良債権処理費用に充当していましたが、世界的な市場の混乱でその余裕が失いつつあります。世界的な金融緩和を背景にした相場上昇(追い風)に乗った市場依存型経営は大きな転換期を迎えています。今後は持続的に稼ぐ力(本業)をどのように構築するか、地銀経営は難しい課題に直面しています。