個人消費が低迷

消費の持ち直しのペースが鈍い状況です。新型コロナウイルス禍から経済活動の正常化が進み、サービス関連を中心に回復傾向にあるものの、コロナ前の2019年の水準には戻っていません。円安や資源高による物価上昇のペースに賃上げが追いつかず、家計の購買力は力強さを欠いています。高齢者を中心とした外出控えや食品価格の上昇が支出の抑制につながっている可能性があり、10月は食品などの値上げが相次ぎ、消費者心理はさらに悪化することが懸念されます。