ECBが連続0.75%利上げへ

欧州中央銀行(ECB)は27日の理事会で、政策金利を0.75%引き上げることを決定しました。このような通常の3倍となる大幅利上げは、前回9月から2会合連続です。ウクライナ危機に伴う資源高などの影響でユーロ圏の物価上昇率が過去最高の10%近くとなり、インフレに歯止めがかかっていません。景気後退のリスクが差し迫るなか、苦渋の決断に至った形です。この異常とも言えるインフレの強さと景気の利上げ耐性をどのようにみるのか・・欧州中央銀行の判断が問われる局面に入っています。