「省エネ日本」の看板が泣いている

日本の環境立国の看板が揺らいでいます。石油危機後の省エネルギーで世界に先駆けたのも、非常に残念ですが今は昔の物語となってしまいました。国内総生産(GDP)をエネルギー消費量で割った生産性は2000年前後に欧州に抜かれ、追いつけないままです。温暖化ガスの排出削減も低成長と人口減少の要因が大きいため、エネルギー効率改善の寄与する割合は米国の半分程度にとどまっています。省エネ後進国にだけはなり下がったほしくはないと思います。