「運賃値上げ容認85%」(ローカル線)

日本経済新聞社が全国のローカル鉄道95社の利用者、約1万人を対象に実施した調査で運賃値上げを「やむを得ない」とした割合が85%に達しました。慢性的な赤字経営に苦しむローカル線の存廃議論は今後本格化する見通しです。国の支援策については4割が不満としており、国や自治体の実効性のある支援が問われています。短期的にみて収益性に見込みがない赤字路線を短絡的に廃止してしまうのか、それとも長期的ビジョンで地域経営資源として存続・活用を図っていくのか、実に悩ましい問題です。