日銀12月短観

日銀が14日発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、大企業の製造業の業況判断指数(DI)が4期連続で悪化しました。世界経済の減速やコスト高への不安が高まっています。ただ、指数はプラスを維持し、企業の成長投資への意欲は根強くあります。一方、非製造業は新型コロナウイルス禍からの経済再開で改善が続いています。この状況を踏まえ、金融引き締めで米欧などの景気減速懸念が強まるなか、日本経済が踏みとどまれるかが大きな焦点になります。