ファッションビジネスは、従来の楽しさを提供する「正服」の価値と不快感や不満を生む「不服」の解消価値に分かれます。例えば、無印良品では、首のチクチクを抑えたタートルネックセーターが人気です。ウールに綿を混ぜ合わせて、肌へのフィット感を改善しました。このようにマーケティングの役割の一つに世の中の「不平」「不満」「不幸」の3不の解消があります。こう考えますと潜在需要は無限になります。市場飽和とよく言われますが、それは企業や経営者の言い訳に過ぎません。「不」の課題解決をするビジネスにまだまだチャンスがあると思います。