クラウドで成績管理

学校教員の事務作業のデジタルトランスフォーメーション(DX)がようやく一歩を踏み出しそうです。文部科学省の有識者会議は2月下旬にも、児童生徒の成績や出欠などのデータ管理のクラウド化を提言する方針です。現状では自治体の6割が学校のネットワークを外部から分離させて運用しており、職員室でしかデータにアクセスできない学校が多くあります。教員の働き方改革には業務の効率化が欠かせません。ただ、既存のシステム契約の複数年契約による途中切り替えが困難なこと、予算確保の課題もあり、全国でクラウド移行が完了するのは2030年以降となる見込みです。