理系学部新設増へ

急速なデジタル化の進展によって大学教育が変革を迫られています。成長分野である教育基盤拡充を図る文科省の動きを受け、公私立大学の3割が理工農系の学部新設や定員増を検討していることがわかりました。理工農系は各国と比較して専門性の高い人材育成が遅延しており、指導役が複数の大学で活躍できるような柔軟な制度運用が求められています。最も検討が進む学術分野は、工学がトップ(39%)で、情報・データサイエンスといったデジタル分野(24%)が続きます。理系希望女子が増えているというのもうなづけます。