「メルカリ」創業10年

創業10年を迎えたメルカリが苦戦しています。フリマ(中古品売買)アプリで1強の地位を国内で構築してきましたが、今は成長鈍化の懸念があります。時価総額ではピーク時から6割減少しています。国内では家庭に眠る44兆円の不用品の発掘を急ぐなか、世界展開への足が掛かりとした米国事業は苦境(広告宣伝費などコスト増で営業赤字が累計540億円)脱却へと模索が続きます。投資家の視線が厳しさを増すなか、この先成長力を維持できるかが課題です。