キャッシュレス決済が一段と加速してきました。クレジットカードや電子マネー、QRコードなどの決済額は2022年に111兆円と過去最高を更新しました。消費全体に占める割合(キャッシュレス比率)も初めて3分の1を上回りました。新型コロナウイルスの感染予防で普及が促進し、経済活動の再開後も勢いが衰えていません。また、4月にデジタル給与が解禁されることも追い風になりそうです。さらに、ポイントや割引がキャッシュレス決済の呼び水になっている側面もあります。「どうせ買い物をするならポイントがつくキャッシュレス決済がお得」という考え方消費者に拡大・浸透しており、キャッシュレス化の流れは当面続くとの見方が大半を占めています。