効能を分かりやすく伝える機能性表示食品の市場が拡大しています。飲料メーカーは免疫対策をうたう商品を相次ぎ発売しています。健康意識の高まりを追い風にラインアップ拡充を急いでいます。加齢に伴う悩みを抱える中高年層が愛飲するケースに加え、ストレスを気にする20~30代にも商品が浸透しています。このような背景にあるのは、各社が機能性表示食品を推進する理由として潜在ニーズの開拓に加え、昨今の原材料の高騰が影響しています。値上げを余儀なくされたメーカーにとって機能性表示の取得は、商品力を高めつつ価格転嫁を可能にする一石二鳥の戦略だからです。かく言う私も他の商品と比較した場合、機能性表示食品を手に取ってしまうことが少なくありません。