中小企業の倒産が増加

中小企業にとって厳しい状況となっています。東京商工リサーチが10日発表した2023年上期(1~6月)の倒産件数は前年同期に比べ3割増え、上期としては2020年以来3年ぶりに4000件台となりました。新型コロナウイルス禍での手厚い資金繰り支援で延命してきた企業も多いなか、政府は追加支援に動いており、ゼロゼロ融資からの借り換えを促す制度を取り入れています。ただ、資金をばらまいて全ての事業者を救済する政策には限界があり、人手不足や物価高の逆風下でも事業を継続できる強さ(強みの発揮)が不可欠です。