最低賃金時給1000円へ

厚生労働省の中央最低賃金審議会は2023年度の最低賃金を全国平均で時給1002円に引き上げる目安額をまとめました。千円超えは初となります。物価高騰を反映し、現在の961円から41円増額します。2002年度に現行方式となってから最大の増加幅です。ただ、水準は主要各国と比較して依然低く、フルタイムで働いても生活費を十分に稼げるとは言い難いのが現状です。東京と地方との最賃額の格差や、中小零細企業の賃上げ原資の確保など1000円以後の課題は山積しています。