中小企業の代位弁済が増加

中小企業の倒産予備軍が増加しています。保証付き融資の返済を信用保証協会が肩代わりする「代位弁済」は、4~6月に9720件と前年同期を70%上回る水準となりました。前年同期超えは7四半期連続です。3年ぶりに3万件を超えた2022年度を上回るペースとなっています。保証協会が代位弁済で肩代わり資金を回収できない場合、最終的に穴埋めするのは国などの税金になります。国民負担の増加を防止するためにも、資金繰りに窮する前に事業再編したり事業譲渡を促進したりするような支援策の充実も不可欠です。