「コロナ貯蓄」の動向⁉

新型コロナウイルス禍の行動制限で溜まったコロナ貯蓄の上積みが終わりに近づいています。家計の貯蓄率が4~6月期に感染拡大前の水準を下回れば、取崩しの局面に入ります。総額59兆円のお金が消費を刺激する効果が期待される一方、物価高による生活防衛で滞留する可能性もあります。消費を安定した軌道るためには、人件費の適切な価格への転嫁などを進め、家計の賃上げ期待を高める取り組みが必要不可欠です。