コロナ融資、不良債権が6%

政府系金融機関が中小企業に行った新型コロナウイルス対策融資で不良債権が拡大しています。実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)などの不良債権が2022年度末に約8700億円と全体の6%になったことが会計検査院の調査で分かりました。回収不能額は既に697億円に上ります。民間の融資分も含めれば不良債権は2兆円を超す可能性があり、スピード優先(金融機関はほぼリスクを負わずに貸出を伸ばすことができるため、競い合うように利用を促した)の副作用が出ています。